聖神邪

おまえが世界をこわしたいなら 下

おまえが世界をこわしたいなら 下

 なんていうか…予想外に単なる恋愛による(ポーの)一族への追加、ではなくて、運命に翻弄された殺し合いというテーマがあったんだけど、それは萩尾望都の「酔夢」でもいいし、あるいは大塚英司&田島昭宇出世作(?)『Madara―魍魎戦記摩陀羅』のカオスと聖神邪の運命(けどもう読んだの小学校とか中学校のときだから忘れてるしあってるかわからない…カオスを聖神邪が107回だか殺さないとダメっていうのあった…よね?)なんかを参照しているようにしか思えない、要するにオリジナリティが、ない…。舞台設定を現代に持ってきた、以外のオリジナリティがない。引用している設定がどれも優れているものだから、それをまあこなれた感じに手直しして提出した、適当に面白いマンガですよと言った感じ。