2004-01-01から1年間の記事一覧

『風の歌を聴け』、『1973年のピンボール』、『羊をめぐる冒険』 村上春樹

[私信]風の歌を聴け (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1982/07メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 41回この商品を含むブログ (218件) を見る1973年のピンボール (講談社文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 1983/09…

『熊の場所』 舞城王太郎

熊の場所 (講談社ノベルス)作者: 舞城王太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12/07メディア: 新書購入: 1人 クリック: 46回この商品を含むブログ (112件) を見る 舞城王太郎の短編集。「熊の場所」、「バット男」、「ピコーン」の3篇が収められてる。 …

『科学する麻雀』 とつげき東北

科学する麻雀 (講談社現代新書)作者: とつげき東北出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/12/18メディア: 新書購入: 14人 クリック: 101回この商品を含むブログ (92件) を見る 筆者の目的は明らかだ。とつげき東北は明らかに『牌賊!オカルティ』の梨積港と同…

「最終ブックリスト320」から欲しいものを適当にリストアップ。動物のいのち作者: ジョン・M.クッツェー,J.M. Coetzee,森祐希子,尾関周二出版社/メーカー: 大月書店発売日: 2003/11/01メディア: 単行本 クリック: 3回この商品を含むブログ (20件) を見る ク…

 というほどでもない

行きの電車の中でレム『虚数』を再読。実家に帰ってきたから高校生のときに買った本を色々読み返してるんだけど、昔よりは面白さが理解できる気がする(架空の序文集っていうアイデアだけに高校生のときはハマっていた感じだった)。超知性のコンピューターGOL…

 新旧STUDIO VOICE

たまには日記みたいなことも書いてみようと思う。今日は京都に行ってきた(神奈川で一人暮しをしているのだけど、年末なので実家の大阪に帰ってきてるの)。友達と昼過ぎに待ち合わせていたんだけど、ちょっと早く着きすぎたので四条通りをぶらぶら。いつもは…

今から恵文社*1の冬の大古本市に行ってきます。あとAndAでパーカーとパンツとシャツを買う予定。 追記:明日行くことになったので今日は家族でパーティーします。 *1:http://www.keibunsha-books.com/

『眼球譚(初稿)』 バタイユ

眼球譚(初稿) (河出文庫)作者: ジョルジュバタイユ,Georges Bataille,生田耕作出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2003/05/01メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 218回この商品を含むブログ (97件) を見る クリスマスイヴに相応しい本といえば、教会で神…

『ピエール・ブルデュー―1930‐2002』 ピエール・ブルデュー

ピエール・ブルデュー―1930‐2002作者: ピエールブルデュー,加藤晴久,Pierre Bourdieu出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2002/06/01メディア: 単行本 クリック: 1回この商品を含むブログ (18件) を見る 最初のインタビューで取り上げられてる『世界の悲惨』っ…

『飲まず食わずのまま十日間筏で漂流し、国家の英雄として歓呼で迎えられ、美女たちのキスの雨を浴び、コマーシャルに出て金持ちになったが、やがて政府に睨まれ永久に忘れ去られることになった、ある遭難者の物語 (叢書 アンデスの風)』 ガルシア=マルケス

お金が本当にないときは、一週間くらい家でごろごろすることにしている、というよりは他にどうすることもできない。昼過ぎに起きて、沸騰させた水道水を冷やしたものを飲み、だらだらと読みかけの本を読んだりしながら気がつけば夜。また水を飲む。テレビを…

 微声拳銃

西島大介「ディエンビエンフー」(「comic新現実―大塚英志プロデュース (Vol.2) (単行本コミックス)」)を立ち読みする。可愛いキャラクターをその残酷さのギャップが特徴的。記号的なキャラクター。ベトナム戦争のマンガだって聞いてたんだけど、ディエンビエ…

「東京タワー」 中沢新一

難しい単語ペニンスラ 「東京タワー」 中沢新一(「群像」2005年1月号) 中沢新一は小学生の時に東京タワーのまわりの土地の雰囲気に「死霊の気配」を感じたらしい。東京タワーの立つ増上寺裏の土地はかつて古代遺跡であり、死霊の集う土地であったことを、最…

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少女地獄 (角川文庫)作者: 夢野久作出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 1976/11/29メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 85回この商品を含むブログ (107件) を見るSIGHT別冊 「日本一怖いブック・オブ・ザ・イヤー2005」 (別冊SIGHT)作者: SIGHT編集部出版社/…

東京国立近代美術館に「草間彌生―永遠の現在」展を見に行ってきた。金曜日に行ってから、毎日何か書こう書こうと思っているんだけど、あの感覚が表現できない。

クールパイン (Feelコミックス)作者: 南 Q太出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2002/05/08メディア: コミック クリック: 8回この商品を含むブログ (26件) を見る 正直、あまり好きになれなかった。投げやり感とか、微妙な恋愛感情を処理するアイテムがすべてセ…

「慾望」、「大洪水の小さな家」、「死体と」 佐藤友哉

最近財布の中にお金が入ってないことが多くて、今日は人にご飯を食べさせていただくことになった。それで、その待ち合わせの時間まで暇をもてあましたので、大学図書館で佐藤友哉の「新潮」掲載の短編を全部読んでしまうことにした。全部本当に短編だったの…

「子供たち怒る怒る怒る」 佐藤友哉

「新潮」2005年1月号掲載の佐藤友哉「子供たち怒る怒る怒る」が、すごい。この物語で書かれる子供たち(僕、八尾、町井)はスティグマを背負っている。しかも、彼らはそのスティグマに対する責任が全くない。ただその状況に投げ込まれただけで、彼らはそれを背…

「超国家主義の論理と心理」 丸山真男

チョーウルトラハイパー国家主義っていうかー? 現代政治の思想と行動作者: 丸山眞男出版社/メーカー: 未来社発売日: 1964/05/30メディア: 単行本 クリック: 65回この商品を含むブログ (40件) を見る 人のうちに泊まっていた。昼過ぎに起きたら家主がいなく…

 リファ

id:neemaさんのとこで、僕が貸した本を晒されたのですが(ややこしい)、なんだか恥ずかしい。すごくベタな感じの本だらけ。

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薔薇十字団 (ちくま学芸文庫)作者: クリストファーマッキントッシュ,Christopher McIntosh,吉村正和出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 3回この商品を含むブログ (9件) を見る脳と仮想作者: 茂木健一郎出版社/メー…

『モザイク』 田口ランディ

よくわかんないけど、すごくでかい話を書く作家として田口ランディをあげたいと思う。僕は『コンセント』しか読んだことなかったのだけど、先日ブックオフの100円コーナーで見かけた『モザイク』を出来心で買ってしまった。田口ランディと聞くだけで拒否反応…

 たてもの

前回の日記で書いた弐瓶勉『バイオメガ』にしろ、同じ弐瓶勉の『BLAME!』にしろ、作中で描かれる謎の巨大建築物に魅力を感じている人が多い。僕も、あのよくわからない大きな建築物にはなんとなく魅了されてしまう。僕は建築に詳しいわけじゃないけど、それ…

 よんだものなど

ゲシュタポ・狂気の歴史 (講談社学術文庫)作者: ジャックドラリュ,Jacques Delarue,片岡啓治出版社/メーカー: 講談社発売日: 2000/06メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 19回この商品を含むブログ (6件) を見る戦争とプロパガンダ作者: エドワード・W.サイー…

 真実

加えて『X-FILES』の終章の更に最終回だけ見た。軽いギャグだった。

 とまと、いわい、しんぶんし

花とアリス 通常版 [DVD]出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント発売日: 2004/10/08メディア: DVD購入: 1人 クリック: 33回この商品を含むブログ (364件) を見る 僕は普段全然映像作品を見ないのだけど、友達が遊びに来たときに何か映像作品を…

「グランド・フィナーレ」 阿部和重 

阿部和重「グランド・フィナーレ」は何だか阿部和重っぽくない(何か主人公の友達がキレて主人公の今までの悪事、つまり性癖なんかをバラすシーンだとか、主人公の自分の娘に対する偏執的で変質的な思い込みなど部分的には阿部和重なんだけど)、普通の小説…

 いーちゃんと堂明寺

日曜日だというのに予定の一つもなく、朝から夕方までずっと人に借りた『花より男子』を読んでた。全巻読破。f4の美作くんの影が薄過ぎることとかが特に面白かったんだけど、ストーリー展開的にはドラゴンボールに近いなあと思った。ここまで長い話になって…

 めがね

id:girly-soulさんやらid:misato-girlさんから晒し上げを喰らっています。自分みたいな引きこもりに近いインターネットキッズがオサレなともこさんと同じ眼鏡だなんて光栄です。というか、まあハッチだし…。

 メモ

人んちで聴かせてもらった椿屋四重奏がとてもよかった、好き。つばきやよんじゅうそう、ではなくつばきやしじゅうそう、であるということも覚えておかなければならない。

 さらに言えば

写真だけじゃなくて、文章でもそういうものを感じさせるものはいくつかある。理由は、よくわからない。ブギーポップシリーズを読んでいるときとか、似たような感情が起こってくる。上では『花火』の捏造と、『廃墟ノスタルジア』の捏造を同じように扱ってし…