『銀河英雄伝説』の登場人物中、本気でむかつくやつを羅列

 この年になると、ウザいキャラとか出てきてもそれを笑いに転化できたりするもんだけど『銀英伝』に出てくるウザいキャラは本気でウザい。まったく面白くない。ロイエンタールが死んだときはラングの野郎を本気でぶち殺したくなった。グリルパルツァーは、まあ小者だからそこまで…なんだけどこいつもロイエンタールの死に一役買ってるからな。ウィンザー夫人とトリューニヒトは同盟史上に残るウザ政治家。オリベイラとかネグロポンティとかベイとか査問会周辺も本気ウザい。アイランズなんかは可愛いと思えるんだけどなあ。あと言うまでもないから書かなかったけど地球教徒とフォークもな。田中芳樹は萌えキャラ、かっこいいキャラを書かせてもうまいけど、ここまで本気でウザいと思わせるキャラを書けるのは本当にすごい。
 一応、ウザいといえばウザいんだけど許せちゃう、いやむしろちょっと好きかもの皆さんも羅列

  • アイランズ
  • クナップシュタイン
  • アンスバッハ
  • オーベルシュタイン
  • フレーゲル(こいつは微妙)
  • エベンス

 オーベルシュタインは最初ラングと同列だったんだけど、まあ21歳にもなれば彼の味もそりゃ理解できる。中学生にはちょっとオーベルシュタインはね…。アンスバッハは僕らのキルヒアイスを殺してくれたわけだけど、微妙に味があるからかどうも嫌いじゃない、ミッターマイヤーvsフレーゲルの時の印象が強いからかな。クナップシュタインは哀れだから。アイランズはトリューニヒトに「覚えているよ…」うんぬん言われたのが哀れだから。フレーゲルはもう最期が哀れでしょうがないから。エベンスは、そうだなあ、すごく必死なところが可愛い。
 ちなみに、本気でかっこいいキャラを挙げていくときりがないのでとりあえず僕の一番好きなシーンはビュコックとチュン・ウー・チェンの「民主主義に乾杯!」とだけ言っておきます。