矢沢あいの『Paradise Kiss』ってやつを借りて読んだ。矢沢あいは『NANA』が超売れてて一度読んでみたいと思ってたのでちょうどよかった。基本的に女の子の立身出世ストーリーって言えると思うのだけど、読んでる途中でぜんぜん知らない女の子(友達の友達)が「パラキス読んでるんだー、私この主人公嫌いなんだよね、基本的にずっと受身で何もしてないくせに結局成功してるのが気に入らない」みたいに話しかけてきてすごくビックリしたのだけど、読んでみると僕も同じような感想だった。受験に嫌気が差してるころに急に新しい世界へ誘われてその後は色々ありながらも基本的に右肩上がり、みたいな、まあ同年代の女の子は共感してキャロラインに自分に出来ない人生を託すのかな。別にバカにしていってるんじゃなくて僕がカメハメ波撃ちたいなあと思ってたようなもんだろうからそれでいいのだけど。実和子、嵐、徳森君の話の幼馴染なんだけどこじれちゃってだけどまたうまいこといきそうだぜハッピーエンドはすごく好きです。ぎこちなさを繕うとするのがいい方に出たときのなんともいえない感じを描写できるのはすごいなあと思った。そんなくらい。