Dance,Dance,Dance

 あけましておめでとうございます。去年は3回しか更新しなかったのか、ちょっとびっくり。今年は1entry/monthくらいを目標に頑張りたい。目標というと語弊があるかも、それくらいの頻度で何か書きたくなるようなことがあるように日々を生きたいという意味で。

 デュシャンを見に横浜へ行ったこと、下北沢の王将でおしゃべりしたこと、海芝浦ではしゃいだこと、ピンクの工場に笑ったこと。昔のエントリを読み返していると、月並みな言い方だけど本当に遠い昔のことのようで驚く。こう、ブログのエントリと言うのはなんとなく標本のような気がしないでもない。毎日がつまらないというわけでは決してないけど、特別な1日というのはなくなった気がする。こう、飾るでもなくて…そうだなあやっぱり標本って感じ。小川洋子の小説を読んだのもそれこそ随分昔だけど、あの作家の時間との向き合い方というのはやはり好きだ。
 とここまで書いて一昨年の12月にも似たようなことを書いていてさすがに自分に対して苦笑。まあいいだろう、海芝浦よっぽど楽しかったんだね。


 近代麻雀で連載中の『リスキーエッジ』はそろそろ佳境に。基本的に僕の嫌いなタイプの麻雀マンガのはずなんだけど、いつの間にかすっかりハマってしまってた。何かこう、「流れ」を力づくで押さえつけるような吉岡の麻雀とあのリーチ宣言時の描写が好きだ。まさに牌から血が噴き出してるような、あの安っぽいといってしまえばそれまでのあの描写なんだけど、あれほどの勢いをリーチのコマに感じたのは初めてな気がする。
 ま「流れ」なんていう根拠レスなものを中心に持ってこないとギャンブルマンガって成り立たない中でそれにどの程度説得力を持たせられるか(というかストーリー性を付加できるか)となると、片山まさゆきや『むこうぶち』はやはりすごいなあと思う。
 となんでこんなことを言いはじめたかというと、最近モーニングで連載してる『ラッキーマイン』というマンガを読んでいて、ここまで「流れ」の根拠レス性を貫いて、開き直ったギャンブルマンガってなかなか見ないなあと思ったから。ギャンブルの空虚さをマンガの空虚さによって証明しようとしているのか。ある意味目が離せない。



 ちなみにダイアリの新しいタイトルは以下の動画をご参照(原曲じゃなくてFC音源リミックスだけど)。
からです