腐る程暇を持て余していたので映画を何本か借りてくる。とりあえず1本目は『
薔薇の名前』。
エーコの原作は中学校の修学旅行の時以来何度も読み返していたんだけど、映画版は初めて。結論から言うと、映画単体としても神学論争から「笑い」の問題まで簡潔にまとめてあるし、良く出来てる。原作付き映画としても、文章だけでは想像がつき難い
修道院の様子や
フランチェスコ会と
教皇使節団の衣服の対比、あと鮮やかな写本っていうけど一体どんなもんなの?ってとこまでヴィジュアル的に確認できてなかなか良い。
ただ、良い映画ではあるけど決して優れた映画ではないと思う。