いつの間にか本命の企業が定まっていたり、他にも業界も絞れていたり、そこそこエントリーシートも書いてみたり、人よりは遅れているけどそれなりの就職活動はしている。OB訪問はアポイントを取るのが何となく面倒なんだけど、取ってしまえばご飯を食べさせてもらいながら面白い話を聞けるしとても良い。一流企業の人っていうのは、高い割合でそれなりに優秀なんだなと思った、勿論好き嫌いはあるし、その好き嫌いの部分を見ることこそOB訪問の目的の1つなんだけど。エントリーシートについては結局マニュアル本を買ってはみたものの全く参考にすることなく好き勝手に書いてる、落ちたらその時に後悔しながらマニュアル本を熟読することにしよう。

 

国家の品格 (新潮新書)

国家の品格 (新潮新書)

 なんとなくベストセラーの本を読むのって恥ずかしくてこの本も話題になっているのを知りつつ読んでいなかったんだけど、「物事は論理だけではない」っていうのをどういう書き方で展開しようか悩んでいたところ、ちょうどこの本がそういう内容に触れているようだったので買って読んでみた。1時間弱で読んでみた感想は、なるほど僕の書こうと思っていることが書かれていたんだけど、それを説得力のある書き方をするのは不可能だ、ということ。この本が売れているんだとすればそれは説得力があって面白い本なんじゃなくて、共感を呼べる面白い本だからだろう。僕も共感はできる、だけど共感以外に何かが生まれる本ではない。けどまあ、論理に対して論理以外のものをぶつけるのは、論理至上主義と言える既成の強固な価値観をアタックするという大きな意味は持っているとは思った。