クリア

 ついに自宅にパソコンを導入したのだけどインターネット環境がまだ整っていないために必然的にファミコン(のようなもの)をして遊ぶことに。迂遠な言い回しになるけれども、僕はファミコンも所持していて、なおかつ半月ほど前に実家から大量のファミコンソフトを引き上げてきたので春休み後半からファミコン三昧な生活を送ってた。以下ここ1ヶ月でクリアしたゲーム。本はいわゆる教科書的なものをたくさん読んでいて、何を読んだか言うのが恥ずかしい。

 ワイリーマシン5号は死ぬほど弱かった。ワイリーカプセルIIの攻撃パターンが少し嫌いだったくらい。けどワイリー戦のBGMはとてもよかったと思う。

 (まあいつものことだけど)続けてプレイするとボスの攻撃パターンがシリーズを通じてワンパターンだなあと思う。一般ステージのボスのクリア順をミスったためにビートを手に入れるための手間が大きかった上に、ビートは使えなくてイライラした。ミスターXステージのグラフィックがちょっとガンダムっぽくて好きだった。

 ワギャンといえば数字探し、しりとり、神経衰弱といったボス戦で有名だけど、ラスボスがしりとりで「きちょうひん」とか言って「ん」がついたにもかかわらず、こんな負け方は認めないなどとゴネたあげく勝負を反故にしてやり直しになったのには爆笑した。2よりは大分楽だったかな。

 笛を使わずにクリアしたのは初めてかも…。ワールド7とかやった記憶なかった。基本はシンプルでありながら色々面白い要素が詰め込まれていて、いまさら言うのが恥ずかしいぐらいだけど、名作。

 4階のボスにはしゃがみパンチしか効かないことに気づかなかったり、そもそも3F、4Fのステージ前半部分がまったく抜けられなかったりアクションゲームの下手さを存分にアピールしてしまった。ラスボスのミスターX(この名前のボス2人目だ)はガードが固く、いい勝負になったのが熱かった。

 ゲームの難易度がすごく高かった。まあそれよりも、ストーリーやステージ間に挿入されるグラフィック、サウンドのクオリティの高さに驚いたけど。1は邪神像とかいうのがあってそれが2体揃う+月蝕により邪神が復活しちゃうのでそれを防ごうとかなんとかいうストーリー。途中からCIAが出てくるなど忍者物とは思えない展開を見せる。CIAのエージェントが「邪神像云々…」なんて言っちゃっているバカバカしさもある一方で主人公リュウ・ハヤブサのサポートにあたっていた女アイリーンに対してエンディングで「新しい任務を与える、リュウ・ハヤブサを殺して邪神像を奪ってこい」などという指令が出るなどスパイ物の王道(同じようなパターンだと、スクウェアの傑作シューティング「アインハンダー」のストーリー終盤も好きだな)を押さえた発言もあり、忍者とアメリカがここまで不思議にマッチした作品も珍しいと思う。2になると龍の一族vs.ボス(兇魔天帝とかなんとか)といった単純な忍者ヒーロー物に堕落してしまうのが少し残念。しかしこのかっこ良さはすごいなあ、知らなかったのが勿体ない。今から見ても見劣りしない映画のようなつくり。

*1:http://www.geocities.co.jp/Playtown-Yoyo/8848/shiryo.htm : こんなに素晴らしいサイトがあったとは、作った方の苦労よりもセンスに惚れた