おやつクラブ

 そういえば最近は「TITLE」のショコラ特集に影響されて、チョコレート屋さん巡りをしてる。もはや使い古された比喩なんだろうけど、お店によってはまるで宝石屋のようにショコラを陳列していて、選ぶのもすごくドキドキする、高校生のときにはじめてティファニーに行ったときが確かそんな気分だったような。

 「TITLE」を読んだあとに横浜高島屋(そごうかも)(そういえば松蔵のスイートポテトも食べたんだけどさつまいもの柔らかい甘さがすごくよかった。給食なんかで出てくる大学イモの甘ったるさも好きなんだけどね)で見かけ、とりあえずチョコが食べたくてしょうがなかったので購入。トリュフがものすごく美味しかった、とてももどかしい美味しさ。甘さが届きそうで届かない。クリームの甘さをカカオの強さが絶妙に抑えていた。他のもそうだけど、素材と素材の味のコンビネーションがとても上手だなあと思った。オレンジリキュールが入ったやつも最後まで味が合わさらなかったし、焦らせるのがうまい。キャラメル系は少し安っぽい味がした。

  • PIERRE HERME

 青山ブックセンターに行ったついでにラ・ポルト青山に入ってるサロンに行った。日本初の路面店らしい。キャレマン・ショコラというケーキを食べたんだけど、濃厚な味というわけではないのに、全体として重厚な印象を受けた。チョコレートが何層かになってて、口にまとわりつくようなねとーってした感じのチョコレートが使われてるから、かな。あと、ミルフィーユとかもそうだけど、こういう何層にもなってるものを食べるのが苦手です。

 上の2つもJEAN-PAUL HEVINもPierre Marcoliniもそうだけど、少し大人気ない美味しさな気がして(店の雰囲気とかもね!)、好きは好きなんだけど…ちょっと「お前の好き、重いよ…」って感じがある。で、今まで行った中で一番お気に入りなのはここ。蜂蜜を使ったチョコレートがそうだったけど、濃厚過ぎない美味しさがあった。口の中でねっとりきたりしても、蜂蜜でさっぱりさせてくれたり、食べていて一番楽しい。あと新作のチョコレートをサービスしてくれたのもポイントが高いんですけどね!