たてもの

 前回の日記で書いた弐瓶勉バイオメガ』にしろ、同じ弐瓶勉の『BLAME!』にしろ、作中で描かれる謎の巨大建築物に魅力を感じている人が多い。僕も、あのよくわからない大きな建築物にはなんとなく魅了されてしまう。僕は建築に詳しいわけじゃないけど、それでもいくつか好きな建築物はあって、それぞれの製作者がそれぞれの思想をその建物にこめているのを知っている。しかし、弐瓶勉が描くあの巨大建築物には思想なんて欠片も存在していない。そこにひかれてしまうんだろうなあ。よくわかんないけど、すごくでかい。そういうものに弱いのはきっと僕だけじゃないはず。