就職活動中、電車の中なんかで読んでいたもの。

Bolero―世界でいちばん幸せな屋上 (ミルリトン探偵局シリーズ 2)

Bolero―世界でいちばん幸せな屋上 (ミルリトン探偵局シリーズ 2)

 かわいい猫というものが結局は圧倒的に人間的な視点から見られた傲慢なものであるということを露呈している本、なんて意地悪はやめて…想像力、と言ったものの強さを感じさせる本であるし、ある種の人間はその想像力をこうやって売り物にもできるんだという当たり前のことを強く認識させる本でもある。就職活動中に読んでいただけに特に。

グノーシス (講談社選書メチエ)

グノーシス (講談社選書メチエ)

 適当にグノーシス主義のアイテムが散りばめられている『天使禁猟区』のことを思い出した。読んだきっかけは「ユダの福音書」です。

西瓜糖の日々 (河出文庫)

西瓜糖の日々 (河出文庫)

未完の帝国―ナチス・ドイツの建築と都市

未完の帝国―ナチス・ドイツの建築と都市

small planet―本城直季写真集

small planet―本城直季写真集

 本城直季には批評的な意識はないみたい(後書きより)。ただやれるからやってみただけってなとこだろう。手法的にはわりと誰でも真似できるようなものみたいでmixiのコミュニティなんかでも同じような写真を撮った人がそれをアップしている。別にそれを否定するわけじゃないんだけど、手法上誰でもできるようなことを最初にやった人っていうのは評価されるべきだけどその後追いは何の価値もないな、なんて当たり前のことを考えさせられた。