サブカルマンガの牙城*1

 であると僕が思い込んでいる月刊IKKIコミックスコーナーを見てたら帯に「カーテンのスキマからちらりと見えた女の子…」なんて死ぬほどエロい文句が書いてあるマンガがったのでついつい購入、宇仁田ゆみスキマスキ』。他にも『ファウスト 2004 SUMMER Vol.3』などを買う*1。この2冊を持ってレジに並んでいるときに大学の友達の女の子*2とバッタリ会ってすごく恥ずかしかった。いや、今思えば恥ずかしかったっていうかかなり終わってるんじゃないか*3
 スキマの向こうの世界が大好きなヘイサクくん、ビルとビルのスキマの向こうとかならまだよかったんだけど、お隣の家のカーテンのスキマの女の子の覗きが日課になってしまって、んでもってその覗かれてる女の子フミオちゃんも実はヘイサクくんのことを覗いてたっていう、まあなんというか…こういう話。面白い設定だし、出てくるキャラクターも魅力的。ただキンタの彼女とか華ちゃんとか、消化不良のキャラクターが多いのも事実でもったいないかなあとは思う。
 まあ大学なんかでヘイサクとフミオは実際に接触していくんだけど、お互いをスキマの向こうにしか見ていないってのが歯止めになってるのね、まあフミオの方はわりと積極的にコミュニケートしようとしているけど。一方的に好きな対象を見ている視線ってのは、スキマを通したそれと大差ない。それを視覚化したらこういうカーテンとカーテンのスキマを通して見たような感じになるのかな、と思う。(色々過程を経て)最終的にはセックスシーンが書かれる(ヤってるかは微妙)んだけど、カーテンとカーテンのスキマを比喩として捉えるなら、このセックスシーンは単純なセックスシーンではなくて相互理解の比喩として捉えられる。セックスはスキマに入っていくものですからね*4
  

*1:今日読んで、明日中には感想書きたい

*2:彼女の手には森鴎外

*3:http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=1794302&x=M これがファウストの表紙

*4:僕は童貞なのでこれが正しい理解なのかよくわからないのですが…