2004-08-01から1ヶ月間の記事一覧

検索ワード

「銀河英雄 エベンス」 なかなか渋い検索が。以前から「グリルパルツァー」などの面白ワードで飛んでくる人が多くて僕としてはとてもうれしい。エベンスはヤンの嫌うところである信念の殉じたある意味では立派な軍人でしたね、同盟軍大佐のまま逝ってしまっ…

『パイロットフィッシュ』 大崎善生

埼玉に行って、友達の家から何冊かの本を借りてきた。そのうちの1冊を帰りの電車の中で読み終えてしまったのだけど、それがとても良い小説だったのでメモしておこうと思う。大崎善生という人の『パイロットフィッシュ』と言う小説。説明のために終盤部分から…

 実家のマンガ

今日の午前中は実家の本棚から一人暮し先に持っていくマンガを選別していた。大学生になってから読んでいるマンガより素直なものが多いなあと思ったよ、読んでいる本人は大学生になって高校生の頃よりは大分素直になったんだけど。『天使禁猟区』とか『I'll…

 勇気

勇気というのは僕がビューティフルのスペルを調べずに書いたということ。これから調べるつもりもないし間違ってようが正解だろうが何も言わないで欲しい。 浅野いにお『素晴らしい世界』の1巻と2巻を買って読んだ。作品外部の要因を持ち込むのは良くないこと…

『好き好き大好き超愛してる。』 舞城王太郎

「ファウスト」系読者の期待を一身に背負ったものの、芥川賞受賞という(読者の)夢を逃した、舞城王太郎『好き好き大好き超愛してる。』を読んだ。 主旋律である「柿緒I、II、III」の他の「智依子」、「佐々木妙子」、「ニオモ」があまりに小説的過ぎるのは一…

 アンドレ

今日は少し遠出をしたので、電車の乗っている時間が長かった、電車の中で本を読んだりマンガを読むと集中できるのは僕だけだろうか。 電車の中では吉野朔実『王様のDINNER』を読んだ。「王様のDINNER」、「TRISTAN」、「金色の落葉ふりしきる…」、「パピヨン…

『つめたいよるに』 江國香織

本番で、という話はさすがに周りでは聞いたことがないのだけど、模試では相当数の人持っているだろう「やべー国語Iの方やっちゃったよ」経験。かく言う僕も経験がある。 どうでもいい前置きだった、何年か前のセンター試験国語Iの小説に江國香織「デューク」…

 衝動

僕は黒戸さん(id:musasabinさん)の文章がどうしようもなく好きで、最近メールを送ったり頂いたりしてるのだけど頂いたメールを読むたびになんだか嬉しくなっちゃう。2人でインターネットがなかったらどうなっていたんだろう…なんて言いながら似たような趣味…

 リバー

大阪に居た頃と、神奈川で一人暮しを始めてからとで1箇所ずつ好きな河川敷ができた。それを僕は、僕が大文字の河川敷を好きだからそれらの河川敷が好きなんだと思っていたんだけど、そうじゃなかった。ものすごく当たり前のことだけど、その時期の心境だとか…

 読書日記ばっかり書くの疲れたのでやめた

大したこと書けないし需要(がない)とかを考えちゃうので、気が向いた時に気が向いた本だけってことにしよう。 実家に帰ってきて思ったのだけどもう部屋に懐かしさを感じなくなってしまってる。実家暮らしだったころは3泊旅行から帰ってきた時はマンションの…

『斜陽』 太宰治

太宰治『斜陽』を読み終わる。あの家族において貴族であったのは母と直治だけであるように思う。母はその優雅さにおいて、直治はそのプライドにおいて。その中でも僕は直治の「没落」方法に魅力を感じた。彼が酒を飲み麻薬を飲むのは階級差を乗り越えるため…